【レポート】3月25日(日) 北千住・東京芸術センター内ホワイトスタジオ 13時
3月25日(日)
北千住・東京芸術センター内ホワイトスタジオ 13時
プロレス初使用となる北千住の東京芸術センター・ホワイトスタジオ大会。アクトレスガールズ・清水ひかりを迎え撃つ中森華子は、清水のキックを受け切るとフィッシャーマンズ・スープレックスからシャイニング・ウィザードにつないで快勝。
『WANTED☆ウォリアーズ』KAZUKI&ライディーン鋼と勝愛実&沙紀の一戦は、激しいぶつかり合いで会場を沸かせると、最後はWANTEDが予告していた合体技。鋼の両肩の上に立ったKAZUKIが、そこからニードロップを投下する『太陽の塔』で勝から3カウントを奪う。
デビュー18周年を迎えたLeonはコマンドボリショイとの2カウントフォールマッチ。これまでよりさらに深化した裏の裏を狙う攻防の末、走り込んできたボリショイをキャッチしたLeonがキャチュードバスターで勝利を飾った。マイクを持ったLeonは、「この記念試合、相手はボリショイさんしかいないと思ってたし、今日闘えて本当に嬉しいです。私は今日でより絆が深まったと思ってるので、絶対に防衛しましょう!」と4・15後楽園でのタッグ王座防衛を誓い、ボリショイと握手を交わした。
セミファイナルはビジュアルハンター・藤ヶ崎矢子がさくらえみと対戦。大会前からツイッター上での舌戦を経て迎えた一戦は、矢子がさくらのペースを乱すことができないままラ・マヒストラルにやぶれてしまう。試合後、さくらは「まずはお礼を言いたいと思います。ありがとう。私は23年間プロレスをやってましたが、今まで気づかなかったことがあります。それを矢子ちゃんが教えてくれました…。さくらえみはビジュアルファイターだ~~っ!! 気づかせてくれてありがとう!」。続いて4・15後楽園でのタッグ王座挑戦について「パートナーを決めてきました! でも、まだ教えません。その選手は次回板橋大会…4月8日に参戦が決定しております。矢子ちゃん、ヒントあげよっか? このヒントを出してしまうとみんなすぐにわかってしまうと思います。私のパートナーXは、さくらえみより可愛い選手で~~す!!」。矢子は「おい! オマエより可愛いヤツなんかいっぱいいるだろ! ホントに可愛いヤツなんだろうな!? 4月8日、ビジュアルハンターとして闘ってやるよ!」と受けて立つ。さくらは矢子のつけまつげをむしり取ると「取ったど~~っ!!」と勝ち誇り、怒った矢子が襲いかかった。
メインイベントのPURE-J純血6人タッグマッチはオレンジ☆ブロッサムからダイビングエルボーにつないだ勝がKAZUKIを仕留め、先ほどの借りを早くも返してみせた。試合後、ボリショイが練習生・道江まりのリングネームついて「4月15日から『マリ卍』(まりまんじ)になります! 気になるデビュー戦の相手は…藤ヶ崎矢子!」と発表。道江は「本日エキシビションをやりまして、本番と練習は全然違うので。もっともっと練習を積み重ねて、今日よりもいい試合を矢子さんとやりたいと思ってます!」と意気込みを語る。矢子はこの試合のほかに「ビジュアルハンターとしてどうしてもどうしてもやりたい相手が見つかったんですよ! 真琴さんを指名させてください!」と宣言。ボリショイから“お願い”として課された大阪大会のDVD5枚を即座に売り切り、試合が実現することになった。
以下、各選手のコメント
★Leon
「18周年記念試合はボリショイさんしかいないと思ってたし今日闘えて、しかも勝利することができてホントに嬉しいです。たぶん2カウントルールではボリショイさんと初だったと思うんですけど、私はすごい得意なルールで自信があったんですけど…やっぱりボリショイさん、すごいですね。素早いし頭も使ってくるんで手強かったですけども、きっちりキャプチュード(バスター)できっちり2カウント取れたので。すごく嬉しいです」
━━デビュー18周年について。
「ホントあっという間で…ちょっと中途半端ですけどお祝いして頂けて嬉しいですし、20周年に向けてあと2年なんで。全力で頑張りたいと思います!」
★藤ヶ崎矢子
━━さくらえみを成敗できなかったが。
「ツイッターでもやり合ったけど、やっぱりさくらさんのキャラとかに私は全然ついていけない。キャラ面ではいろいろと私の中で負けたなと思っていたし、プロレスでも負けたのはメチャクチャ悔しかったです。でも女子力では私のほうが絶対、断トツ上手(うわて)だったなって思います(笑)」
━━4・15後楽園での真琴戦について。
「真琴さんとは2年前ぐらいにシングルやった以来ホントすごい久しぶりなんですけど、REINAでもお世話になったんですけどビジュアルハンターとしてまだ真琴さんと闘ってなかったのを、つい最近わかったので指名させて頂きました。今までいろいろな上の先輩と闘ってきたので、経験してきたことを全部ぶつければ勝てるかな? って思ってます。今、新しい秘密兵器を練習してるので、それを出せたらいいなって思ってます」
━━道江まりのデビュー戦の相手も務めることになったが。
「まりちゃんは毎日練習してるし、どんだけぶつかってくるのかすごい楽しみです。若手らしいフレッシュな闘いをしたいなと思ってます」
★道江まり
━━今日のエキシビションマッチについて。
「全力を出すっていう気持ちはありましたけれども、自分的には“もっとできたんじゃないかな?”と…当たりももっともっと強くぶつかれたんじゃないかなと思うので悔しい気持ちもあるし、“練習ではもっとできたのに”っていう部分もすごいあったので。もっと回数を重ねて本番でしっかり全力で1番いいモノを出せるように、練習していきたいなと思いました」
━━デビュー戦の相手も藤ヶ崎矢子に決まったが。
「エキシビションをさっきやった相手がデビュー戦っていうのは想像してなかったのでビックリしましたけども、練習も一緒にしていて勝つチャンスは絶対あると思うので。しっかりスリーを取りにいきたいと思います」
━━リングネーム『マリ卍』(まりまんじ)の由来は?
「GPSの佐藤(剛由)社長がノリで最初言い出した言葉だったんですけれども、候補の中でインパクトが強すぎて、なんとなくみんなが覚えちゃったのがそれだったっていうのがたぶんあると思うんですけれども…。実際それに決まるっていうのは今日知ったんですけどビックリしました(笑)。PURE-Jでは1番最初のデビューになるのですごい大切だと思ってます。責任を持ってしっかりとPURE-Jの一員として、いい一歩を踏み出せるように頑張ります。よろしくお願いします!」